Cat Room
Cat Roomでは猫ちゃんにとって怖い伝染病、特に注意する病気のご説明、また症状からみた潜在病気の種類について簡略的に記載させて頂きました。猫ちゃんが快適に過ごせるように健康管理のご参考になれば幸いです。また、5歳以上のネコちゃんは定期的な健康診断と血液検査などを行う事をお薦めします。
20日 40日 2ヶ月 3ヶ月 半年 1年 2年 3年 4年 5年
1 2 3 5 18 23 27 31 35 39
6年 7年 8年 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年
43 47 51 55 59 63 67 71 75 79
猫と人間の標準年齢換算表(一つの目安にしてください)
猫ウイルス性鼻気管炎 くしゃみ、咳、鼻炎などの呼吸器障害、結膜炎を引き起こします。非常に強い伝染力があります。
猫カリシウイルス感染症 症状は猫ウイルス性鼻気管炎に似ていますが、症状が進行すると口内炎を引き起こします。
猫汎白血球減少症 下痢、嘔吐、高熱等を起こします。子猫にとって致命的な伝染病です。
猫のクラミジア症 結膜炎、鼻水、くしゃみ、咳がみられ、肺炎を引き起こすこともあります。
猫白血病ウイルス感染症 白血病やリンパ腫などの血液の癌、貧血等を起こし、免疫機能が低下するため他の病気も併発します。
猫免疫不全ウイルス感染症 猫エイズとも呼ばれる感染症で、免疫不全状態となり様々な病気にかかりやすくなります。
猫伝染性腹膜炎 胸水や腹水が貯まり、発熱、食欲不振、黄疸等を呈します。発病すると致命的な病気です。
吐き気をもよおす 腸閉塞、異物、毛球症、腎不全、胃腸炎、尿毒症、急性膵炎、寄生虫感染、伝染病、食餌の問題など
下痢をしている 腸内寄生虫、細菌性腸炎、ウイルス性腸炎、腸の腫瘍、食餌の問題など
おしっこに血が混じる 膀胱炎、膀胱結石、腎盂腎炎、腎結石、尿道炎、前立腺疾患、各種腫瘍など
呼吸が苦しそう 心臓疾患、心筋症、膿胸、横隔膜ヘルニア、肺疾患、気管支疾患、鼻炎、貧血、熱射病、腫瘍など
体を痒がる アレルギー性皮膚炎、外部寄生虫感染、真菌感染、膿皮症など
体にしこりがある 良性腫瘍、悪性腫瘍、皮膚炎、咬傷や外傷による膿瘍など
生殖器から膿が出ている 子宮蓄膿症、膣炎、子宮炎、前立腺炎、包皮炎、腫瘍など
食欲がない 腎不全、感染症、腫瘍、疼痛、毒性物質の摂取、口腔の障害、内分泌障害、環境の変化など
水をよく飲む 慢性腎不全、糖尿病、腎臓に障害を及ぼす疾患、内分泌障害、電解質異常など
体重が減ってきている 慢性腎不全、食欲不振、消化不良、嘔吐、下痢、代謝性疾患、不十分な食物摂取、糖尿病、腫瘍など
発作をおこす てんかん、失神を引き起こす病気、尿毒症、心臓疾患など
歩き方がおかしい 骨折、脱臼、靱帯損傷、筋肉の損傷、神経の障害、肥満による関節炎など
口を気にする 口内炎、歯周疾患、歯牙疾患、口腔内腫瘍、など
眼がおかしい 角膜炎、結膜炎、ウイルス感染症、角膜潰瘍、ブドウ膜炎、ホルネル症候群、白内障など
異臭がする 口腔疾患、外耳炎、皮膚疾患、肛門腺の障害、化膿病巣、子宮蓄膿症など
猫ちゃんにとって生命を脅かす伝染病はいろいろありますが、これらの伝染病に対してワクチン接種することによりほとんどの病気を予防できるようになりました。成猫では年に一回、仔猫の場合は月齢にあわせたワクチンの接種をお薦めします。
伝染病とワクチン
ネコチャンにとって特に注意する病気ですが、ストラバイト結石症や慢性腎不全などが頻発的に起こります。これらの病気に共通していえることは食餌療法を行うことでその病気または病気の進行を抑えることができると言うことです。これらの病気の早期発見が猫ちゃんの健康維持に最も大事なことになるでしょう。
特に注意する病気
猫ちゃんの病気の症状と潜在疾患